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仕事中だけれど、書き込むw

宇都宮・二荒山神社前再開発:恩義守るか、経済効果か 沈黙の地元商店街 /栃木

 宇都宮市二荒山神社前で進行中の24階建てマンションの再開発計画で、「景観を損ねる」などと主張する建設反対運動との間で、地元商店街が板ばさみとなっている。マンション建設に経済効果を期待する一方、長年の付き合いがある二荒山神社が、建設に反対しているためだ。【塙和也】

 ◇開発に期待も…
 問題となっているのは、同神社前に09年の完成が予定されている24階建て(高さ約82メートル)のマンション。反対運動の中心となっている佐藤貞夫弁護士や同神社側は、「神社の景観を損なう」と主張し、「明日の宇都宮中心街を考える会」を結成した。
 今年5月、建設に反対する新聞意見広告を掲載する目的で、地元の二荒町、馬場通りなどの各商店街に郵送で、広告への賛同者を募った。しかし、地元の商店会長らの話によれば、神社門前町である二荒町、オリオン通り、馬場通り計約120軒のうち、呼びかけに賛同したのは一軒もなく、佐藤弁護士も「数軒にとどまった」と言う。
 景観保全運動は通常、地元の住民有志が中心になって推進するケースが多いが、今回の論争では、地元住民が立場を鮮明にすることを躊躇(ちゅうちょ)しているのが実情。神社近くのある商店主(54)は、「門前町では、郊外大型店のため売り上げが急速に落ちており、明日の生活にもやっと、という商店が多い。マンション建設に期待しながらも、恩義ある神社が反対を表明している以上、表立って賛成とも言えない」と説明する。
 また、別の地区の商店会長は「我々は、神社とも長年の付き合いがあるし、不特定の客を相手に商売する立場上、明確な意見表明は難しい。しかし、せっかく軌道に乗った再開発を止めてほしくはない」と打ち明ける。
 一方、佐藤弁護士は、「マンション建設は市街地の活性化にプラスになるどころか、渋滞問題などを引き起こし、むしろマイナス」と断言する。「それに、二荒山神社は宇都宮のシンボル。地元だけではなく、市民全体の問題でもある。市があくまで、24階建ての計画を進めるのであれば、差し止め訴訟も検討する」と話す。
 宇都宮市は現在、計画変更の構えを一切見せていない。賛否を表明できない地元商店街の「ジレンマ」解消には時間がかかりそうだ。

都会に住んでいる便利な生活を何十年を続けている身にはとやかく言う権利はないのかもしれないがこの記事から思うところは2つ

・このマンションに何を期待しているのか?人が増えて商店街に来る客が増えると考えているのだろうか?ゼロとは言わないが、どう考えても「郊外大型店」に行くだろう。その結果、さらに「郊外大型店」に客が集中すれば、今まで商店街に行っていた人もさらに「郊外大型店」に流れるのではないか?

・神社の雰囲気を気に入って神社に来て、商店街で買い物をしていたような観光客的な人が、マンションが建った景観を見て、リピートしなくなったら、困るのは商店街の人々ではないのか?

自分なんかは、そういう変な景観になったところなんて行く気がなくるのだけれど。変に便利になった飛鳥でさえ、なんだかなあとか思っているので。

まあ、メリット/デメリットを秤にかけて、ということであればいいのだけれど、目先の"タヌキの皮"に目がくらんだのでは悲しい。
で、
マンションができてもその住民はみーんな「郊外大型店」へ行ってしまい、観光客もマンションがでーんと建っている光景に幻滅してだんだん減っていく・・・
ということにならなければいいけれど。

ま、なってもいいけどね。それが彼らの選択なのだから。代議制民主主義を否定はしないので。