3点→0点

オーシャンズ

オーシャンズ ファミリー・エディション [DVD]

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プラネットアースがあまりにすばらしかったので、ついつい手を出してみました。さすがに映画館に行くほどの思い入れはないのですが。

なんというか、詰め込み過ぎというか、上辺だけというか。
確かにどうやって撮ったんだ?的な映像は素晴らしかったが、そこだけ切り取ったものを無秩序に貼付けているというように感じました。一部合成?CGみたいなシーンもあったように思えます。ドキュメンタリーではないのかも。
でクジラやイルカ漁を非難することのプロパガンダとは思いませんでした。いやお前らだって同じようなことしてきただろうが。フランスの方々が関わっているようですが、水爆実験を太平洋で実施したのはどこの国でしたか?1880年代のただクジラの油を取るためだけに乱獲したアメリカさんへの苦言はないのですか?魚を食うな、肉を食え、オレら買えということですか?とまっとうな突っ込みをしていました。あの漁のシーンはどのような調整の上撮影されたものなのかちょっと気になりました。一番気になったがフカヒレ漁のシーン。一匹だけ捨てたところなんて演出ではないか?それにいくら何でもサメが生きたままヒレ切るってチャレンジャー過ぎない?とか思ってしまいました。実相はどうなのでしょう。あ、フカヒレ反対だけは賛成ですね。
冷静に考えてみると、今の漁業は昔と違い、海洋生物を絶滅させることができるのかもしれないと思ってしまいました。そのあたりはどうなんでしょう。それは人類にとってもよくないことでしょう。
宮沢りえさんのナレーションもどうなんでしょう?なんか全然意味なしと思ってしまいました。声がよくないのでしょうか?ナレーションの台本が悪いのでしょうかねえ。
エンディングテーマも邪魔ですね。

ちょっと期待しすぎたかなあ。
やはりプラネットアースを買おうかなあ

追記1
やはり気になったのでググってみました。

http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201001150291.html

そのためには、ドキュメンタリーの枠組みを超えた撮影も辞さない。例えば、フカヒレ漁の漁師がヨシキリザメのヒレだけを切り取って、胴体を海に捨てるという衝撃的な場面がある。

 クルーゾー監督は「実はあのサメはロボットなんです」と打ち明ける。「私たちは実際の漁の映像を見て、それを忠実に再現した。だって私たちはサメがそんなひどい目に遭っている場面に立ち会い、観察者としてカメラを回すことなど出来ませんから」

フランス人すげー。目的のためには手段は選ばないということですか。
何だこの映画ドキュメンターではなく、プロパガンダ映画だったということですね。それならそうと言ってください。最初から見ないから。
というかそんな覚悟ならドキュメタリー撮るなよ。ならアオウミガメの子供の救ってやれよって、あれもウソなのか??

その上の記述もすごいですねよね。
「ドキュメンタリーの枠組みを超えた撮影も辞さない」だそうです。いやいや枠を超えるなよ。この記事が載っているのが朝日新聞というのが、またブラックジョークですね。あの珊瑚事件もそういうことなわけですから。

ではこの映画どこまでが撮影分でどこがウソなんでしょうか?

追記2
やはり映像は怖いと感じた。これは湾岸戦争の時の油まみれの海鳥と同じかそれ以上に悪質ではないのでっしょうか。湾岸戦争の際はそういう映像を利用しただけでしたが、これは明らかに自分たちで作り上げているわけでしょ。あのサメがロボットであることを見抜けた人はいるでしょうか?このような得意げなネタばらしがなければ、大変の人が本物と思うでしょう。これはとても怖い。またそれのようなことをさもよいことをしたかのように映画人がしている。さらに怖い。
「映像に証拠能力ってもう存在しない」byタチコマことをまざまざと見せつけられた気がします。
いやな世の中だな。